当院の特徴

診療科目

小児科 小児外科 小児泌尿器科 乳幼児健診・予防接種

当院の診療方針

当院ではこのような事を行います。

●一般診療
小児専門のクリニックとして、子供の病気全般に対応します。

●心理(小児)、母乳相談・育児相談
一般診療と別に対応いたします(間崎薫先生が担当いたします。電話で直接ご予約お願いします)。

●小児外科・小児泌尿器科疾患の診療
クリニックで可能な検査・治療・処置に加え、子供のケガ(創の縫合も含め)にも対応いたします。
*臍ヘルニア・肛門周囲膿瘍・包茎・陰唇癒合などはクリニックでも治療が可能です。

●アレルギー疾患
現在増加傾向にある気管支喘息などのアレルギー疾患の診療を行います。
また、感冒症状がない場合の薬の継続処方は、健診および予防接種の時間帯でも可能です
(継続処方のご希望は、平日の 14 時~16 時に受付まで直接お電話ください)

●乳幼児健診
月、木曜日に専用の時間帯を設けています。web での予約となりますので web からご予約下さい。
(乳児検診と同時の予防接種も可能です)
http://www.shujii.com/0474023640/i/

●予防接種
火、金曜日に専用の時間帯を設けています。web での予約となりますので web からご予約下さい。
http://www.shujii.com/0474023640/i/

小児外科・小児泌尿器科疾患について

当院では以下の疾患を取り扱います。

・臍ヘルニア(でべそ)の治療
一般的に臍ヘルニアは 2 歳ぐらいまでに 9 割前後が自然に治りますが、巨大な臍ヘルニアは、治っても皮膚がのびて余った状態で治り臍の形に不満が残ることもあります。このような巨大な臍ヘルニアは、早めに介入すると正常に近いきれいな形の臍で治せます。
*臍ヘルニアの圧迫治療:生後 6 か月未満の巨大臍ヘルニアには圧迫治療が大変有効です。
当院で圧迫治療を実際行い、出来る方は家でも続けていただきます(多くが 1~3 ヶ月以内に治ります)

・精巣疾患(診断)
・停留精巣(ていりゅうせいそう):精巣が陰嚢内に降りずに、途中の位置で止まった状態を言います。精巣が陰嚢内にないと、精巣の温度が高くなり、将来、精子を作る力が落ちて男性不妊の原因になることや通常より悪性化(癌化)することが多いことが知られています。また、精巣が固定されていない(動きやすい)ことで、精巣が捻れる(精巣捻転:せいそうねんてん)になりやすくなると言われています。
・遊走精巣(ゆうそうせいそう):精巣は下には降りてますが、陰嚢内への固定が不十分な場合に挙上することがあり、停留精巣との鑑別が難しい場合があります。
当院では精巣の問題に関する診察と超音波検査による診断(二次健診)が可能です。また、手術が必要な場合は専門の医療機関にご紹介させていただきます。さらに、手術後の経過観察を行うことも可能です。

・包茎(ほうけい)の治療
こどものおちんちんは、9 割以上が包茎の状態でこどもでは生理的で正常な状態です。ほとんどが成長の過程で改善します。しかし、包皮の先端が狭くておちんちんの先端の尿の出口(尿道口)が見えないと、不潔になり赤くなったり痛くなったりする場合や、膀胱や腎臓に負担がかかる場合があります。
このような場合は治療が必要で、小児は軟膏治療で 8 割程度が改善可能です

・鼠径(そけい)ヘルニア・陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)の診断
・鼠経ヘルニア(そけいヘルニア):足の付け根(鼠径部)にお腹とつながった袋が残りお腹の中の臓器(腸など)が入り込み膨れたり、元に戻ったりする疾患です。袋の中にお腹の中の臓器が入り込み戻らなくなるヘルニア陥頓(かんとん)の危険がありますので、早めの治療が必要になります。診察と超音波検査で診断を行います。
・陰嚢水腫(いんのうすいしゅ):鼠経ヘルニアと同じで、足の付け根(鼠径部)から陰嚢にかけて袋の中に水がたまった状態を言います。陰嚢水腫の 9 割以上が 2 歳くらいまでに自然に治りますが、お腹の中と水の出入りがある(交通性陰嚢水腫:こうつうせい・いんのうすいしゅ)は自然には治らないことがあります。超音波検査で診断し、手術が必要と判断されたお子さんは、希望の専門施設にご紹介させていただきます。

・肛門疾患(乳児痔瘻・裂肛・痔核)
・乳児痔瘻(にゅうじじろう)・肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)
乳児期(生後 1 か月から 1 歳前)におこる疾患で、下痢やおむつかぶれが誘因となり、肛門の周りに膿がたまることがあり肛門周囲膿瘍と言います。この膿のたまりから膿が流れ出す状態を痔瘻と言います。
外来で切開排膿と創部(おしり)のケアの指導を行い、必要に応じて漢方薬を併用します。正しい治療を行うとほとんどが1から 2 歳までに治ります。
・裂肛(れっこう)
俗にいう、切れ痔のことで、こどもの下血(肛門から出血)の原因で最も多い疾患です。
便秘が原因になり、続くと肛門周囲に突出(見張りいぼ)が出来てきます。逆に見張りいぼが、みられるお子さんは、便秘や裂肛を必ず伴っています。原因になる便秘を改善させて、坐剤(軟膏)を使用して治療します。裂肛と便秘の治療を同時に行います
・痔核(じかく)
俗にいういぼ痔のことですが、こどもの痔核は成人と比べて少なく、ほとんどが外痔核(がいじかく)の腫れです。無症状のことが多く、一般的に手術も必要ありません。

・乳幼児の便秘
こどもの便秘の原因は様々で、治療方法や薬の使い方も年齢(月齢)と便秘の程度や原因に応じて様々です。また、薬で治療が可能でも飲めないと先へ進めません。小さい時から便秘を放置すると身体に様々な悪影響が出ます。クリニックではお子さんの便秘の状況に合わせた薬の使用や生活(排便)の指導を行います

・陰唇癒合(いんしんゆごう)
主におむつをつけている時期の女のお子さんの左右の陰唇がくっついて膣口が隠れてしまっている状態のことをいい、炎症や感染が原因になると言われています。経験上、この癒合は年齢があがると強固になり、お子さんの羞恥心も出てくることから、放置すると全身麻酔下の手術が必要となります。小さいお子さんは、外来で麻酔なしに処置(左右の陰唇の剥離)が可能です。当院では 2 歳以下の陰唇癒合は外来で剥離を行います。気になる方は一度ご受診ください。

・漏斗胸(ろうときょう)
漏斗胸とは、胸(胸郭)の前方が内側に陥凹している形状のことをいいます。胸部の陥凹は単なる外観の問題のみでなく、凹んだ胸壁による心臓などの内臓の圧迫による症状が問題になります。小児科領域では単なる形の問題として認識されていることが多いのですが、凹みが深いと成長の過程で運動量も増えると圧迫による影響による症状が出現します。前勤務地での治療経験は豊富で、降格変形に関する相談は可能です。手術が必要と判断される場合は、専門の医療機関にご紹介させていただきます。

・舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)
舌小帯短縮症とは、舌の裏側にある膜様の組織が舌の裏(下)から歯茎(はぐき)まで伸びていることにより舌の動きが制限される先天性の異常です。
舌の動きが制限されることで、1.哺乳が上手くできない、2.お母さんの乳腺炎、3.摂食障害(上手く食べれらない・噛まずに飲み込む)、4.構音障害(舌先を使う「サ行」・「ラ行」・「タ行」の発音が不明瞭)
などがあり、舌先端がハート型に割れたような形態になります。治療(手術)が必要と判断された場合は、専門の医療機関にご相談させていただます。(1 歳までは、外来手術が可能です)

・切り傷・すり傷や熱傷(やけど)
治療や相談も可能で、切り傷に関しては縫合も取り扱います。しかし、診療時間内での対応が不可能な場合やキズの程度や年齢によっては対応ができない場合がございます。まずは、電話でご相談下さい。

・その他:当院で診察が可能な小児外科および小児泌尿器疾患に関するご相談は承ります。また、日常お子様に起こる皮膚のトラブル(乾燥、湿疹、おむつかぶれ、蕁麻疹、虫刺され等)にも対応します。

当院の診療理念

当院では、患者さんが満足し安心して来て頂けるように、

(1)丁寧でわかりやすい説明
(2)正確な診察、診療
(3)お子様、ご家族が安心できる環境を提供すること

をモットーに親切で心のこもった医療サービスを行えるよう職員一同心がけています。

お子様に関することはどんなことでもお気軽にご相談ください。

待ち時間を短縮

処方箋・検査・検査結果をすべて電子化しており事務処理が効率化され、診療終了後の待ち時間が短縮されています。キャッシュレスでのお会計も可能です。曜日や時間帯により、院長と非常勤の医師の 2名体制で診療を行いより多くのお子様を受け入れるようにしています。

診療システム
当院の受診は、原則、予約制となっております。(当日、午前6時からの web 予約になっております)

感染対策

当院では、コロナ 5 類移行後に発熱外来は終了いたしましたが、院内での感染症のトリアージを行い引き続き感染症に対する対策は徹底させていただいています。
(1) 外来は完全予約制としていますが、事前に発熱・咳・嘔吐・下痢があるお子様および家族など周りに感染症(新型コロナ・インフルエンザ・RS ウィルス感染・ノロウィルスなど)は必ず、予約時に記載をお願いします。
(2) 院内感染の防止のために、検温と手指消毒の徹底をお願いしてます。
(3) 感染症に罹患しているお子様は、院内での感染を防ぐために、隔離室・処置室・車内など診察室と異なる空間で、待機または診察を行うように心がけています。
(4) 乳児検診・予防接種の時間帯は、原則、一般診療は行いません(感染症のないケガの処置や外科および泌尿器疾患・超音波検査・皮膚疾患・アレルギー疾患・長期処方の継続・育児・母乳・心理の相談などは取り扱います。こちらは電話での事前予約となります。

施設設備、他

1)超音波検査
2023年 8 月から外来での GE 社 Vscan による超音波検査が可能になりました。超音波検査は、一般の診療とは別に時間を決めて行います。

2)縫合および創処置
クリニックでの傷の処置が可能になりました。簡単な傷の縫合も可能です。
*縫合に関しましては、時間帯や診療の混み具合および傷の程度によっては対応が難しい場合がございます。お子様のケガに関しましては、直接、電話でお問い合わせください。

3)視覚スクリーニング検査(スポットビジョンスクリーナー)
6 か月以降の乳幼児から大人までの視機能上の問題を迅速に、かつ正確に検知することをサポートするために開発された、持ち運びやすい携帯型ビジョンスクリーナーです。当院では 3 歳児健診での視力のスクリーニングに用いています。3 歳のお子様でも安心して検査が受けられます。

4)各種検査
院内で簡易な採血検査(血算・CRP)・尿検査・アレルギー検査・ウィルス感染の検査が可能で、すぐに結果が出ます。(検査時間:5~10 分)
簡易アレルギー検査の対象:スギ・ネコ・ダニおよび卵白・牛乳・小麦(検査時間20分)
抗原検査はインフルエンザ A と B、新型コロナウィルス(インフルエンザとコロナの同時検査も可能)、アデノウィルス、溶連菌、RS ウィルスまたヒトメタウィルスなどです。ただし、保険適応が年齢で決められているものや検査キッドの数にも限りがございますので、検査に関しましては症状や年齢および必要性で施行を決定させていただいています。
詳しい検査(アレルギー・他、血液検査)は、可能ですが外部の検査会社に委託しておりますので、結果が出るまで数日お待ちいただくことになります。

*インフルエンザ検査の新医療機器 nodoca について
nodoca とは専用のカメラで咽頭部を撮影し AI 解析でインフルエンザの判定を行うものです。発病後すぐに診断が可能で、治療も早く開始できます。また、従来の抗原検査は鼻から綿棒を入れて検体を採取するため苦痛を伴いましたが nodoca は苦痛が少なく、早く結果が出ます。
*保険適用の検査で精度は従来の抗原検査とほぼ変わらないことが証明されています。

検査対象:
6 歳以上(6 歳未満は保険適用がございません)
• インフルエンザを疑う症状がある方(発熱・関節痛・咽頭痛・咳・鼻水など)
• 家族にインフルエンザ罹患者がいる場合、または 1~4 日以内に罹患者と接触した可能性がある方

検査方法:
1.まずは、受付で患者様の登録をいたします。(検査希望の方は申し出てください)
2.受診までの経過・症状など複数の項目などのデータを入力します。
3.医師または看護師が喉を専用のカメラで撮影します(約 10 秒前後)
4.医師が簡単に診察し、喉の状態を記載します。(3と4は状況により入れ替わります)
  以上の結果から AI が解析します(数秒~十数秒)
5.解析結果に基づき診察・お薬の処方を行います。

メリット:
①鼻腔の検査と異なり、苦痛や鼻腔の粘膜を傷つけることはありません。
②発症後すぐに診断が可能です(発熱後 12 時間待つ必要がありません)
• 発症後早期に治療が開始できます。

デメリット:
• 6 歳未満では検査が受けられません(保険適用でありません)
• インフルエンザの型(A・B)の判定はできません。
• ネット環境により検査が出来ないことがあります。

*インフルエンザとコロナの両方の検査をご希望の方は抗原検査で鼻腔からの同時検査を推奨します。

5)エアロシステム 35M
空気清浄システム
エアロシステム 35M当医院ではお子様、ご家族が安心できるクリーンな環境を提供するために、高性能の業務用空気清浄装置「エアロシステム 35M」を設置しています。
この空気清浄システムは市販の置き型空気清浄機の7~10倍の空気清浄能力があり、空気中のウィルス・細菌・微粉塵・花粉・PM2.5 や臭いをすばやく除去できるので、花粉症や喘息、その他アレルギー疾患の皆様も安心できる快適な院内環境を保ちます。
また、天井に設置するため場所を取らず、お子様が触る心配もなく安全です。

6)その他
専用駐車場(正面に 2 台、裏手の薬局に 3 台)と隣接したナビパーク(コインパーキング)も利用可能です(ナビパークをご利用の方はサービス券を1枚(40 分無料)をお渡ししています。駐車証明書(コインパーキングの精算の機械で発行できます)をお持ちください。また、自転車でお越しの方は専用の駐輪場をご利用ください。